Steel Wheels

Point of no return

ホンダという「巨人」

野球はカープファンです。

ニワカか?と言われることも多いのですが高橋慶彦のかっこよさを延々と語りドン引きさせて封じています

 

じゃなくて

 

ホンダです。4輪の方はモータースポーツも含めて知らないので2輪の方。

現行モデルのCB1100を高校時代からの友人が購入しちょっと山の方へ一緒に行きました。二人とも仕事をサボって行ったので写真もSNSへの投稿もなしです。ワルモノのオッサンは完全犯罪を遂行したのです(て、ここに書いてるやん)

 

山の中をぐるぐる走って途中でバイクを交換しました。自分のバイクを他人がどう評価するか気になっていたのと、今の時期に空冷四発の大型車を成立させているホンダのバイク作りにも興味がありました。

友人のJへ評価は「なんだこの野蛮な乗り物はwww。昭和かよ。あ昭和だったwww」と大喜びでした。評価を聞きたかったキャブは「グイグイ来る」「いい感じ」と知能指数5くらいのお褒めの言葉をいただきました。彼は難易度70クラスの大学を出ている法律の専門家ですw

帰宅してしばらくすると「マフラーはどこのがいい? やっぱモリワキ? ECUのチューンてどうするの?」と矢継ぎ早にメッセを飛ばして来てイジリ心に火がついたようです。

自分のCB1100評はとにかく紳士的。Jだとコーナー入り口で大きな動作を必要とするところでスっと回頭していく。わざとコジっても何事もなかったように収束する。エンジンは散々言い古された表現だけどモーターのよう。排ガス規制モデルにありがちな無理に薄くして辻褄合わせてるようなところも感じさせない。リッターネイキッドバイクとしてまさに完璧。

空冷四発でコレを作り込んで来るのは片手間じゃ絶対に無理です。ガチでリソース投入してます。水冷のエンジンでも中途半端な安作りだと排ガス規制通りませんからね…

紆余曲折があったと思うのですがCB1000SFからCB1300を経てここに至ったホンダの大型ネイキッドバイク開発の継続性というのは敬意を表します。

ホンダも安直なダメバイクを作ったという過去がありますし日本のバイク市場で雰囲気だけの子供騙しのようなバイクがヒットしたこともありました。そういうものはあっという間に中古市場からも消えますよね。

正直にいうとCB1100を「雰囲気重視で作った安作りバイク」と見ていました。しかし、実物の立ち姿を目にして「辻褄合わせの部分がない」と一瞬で理解できました。ほんと姿勢がいいんですよ。スっと立ってどこも破綻していない。これは金と時間をかけないとそうはならない。

それ以来、一目置くようになり、今回初めて乗りました。

そして先の印象です。

数が出るものでは無い。おそらく全盛期のゼファーやXJR、そしてZ900RSの数分の1でしょう。しかしホンダはこれをラインアップに維持すべきと判断し数年おきにブラッシュアップを続けているのです。お手軽にSSのエンジンをデチューンしてそれっぽい外装を乗せれば市場を席巻できるにも関わらず です。

他は太刀打ちできませんよ。お化け企業です。

 

それはいいとしてパリーグ強いっすね。なかなか勝てません。

知らんうちに巨人が迫って来ていてヤバいです