Steel Wheels

Point of no return

呪いのアイテム(Reserve Lighting Device)を殺せ #1

古いバイクに乗っていると様々なパーツの劣化に悩まされることになります。そしてそのパーツはメーカー欠品になっている…

今回は各社の北米仕様車によく備わっていた機能をもたらせていたパーツのことを。

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上の回路図はKZ1000J、KZ1000LTD。下はLTDの廉価版?ベーシック版?のKZ1000CSR。CSRの方が随分とシンプルですよね。JとLTDが煩雑になってる理由はReserve Lighting Deviceというパーツの存在。

ヘッドライトの球切れ警告のほか、ロービーム側が切れるとハイ側を減光させる機能があるなどなかなかの優れものパーツなのですが、アナログ回路を樹脂で固めた物である故、30年の月日を経ると内部が劣化し球切れが生じない限り単なる抵抗になってしまっています。新品はメーカーからは入手不可、なにげにeBayではデッドストック新品に良い値が付いてたりしてます。

回路図見ながら、警告灯を生かすだけならリレー1個で代用できるよなぁ ということで外す方向で検討します。

さて、JとCSRの回路図を比較しマニュアルを読み回路図中央の6PINカプラーの線の役割を見ると。

BLUE:RLDへの入力

LG/R:バルブ切れ警告灯への出力

R/BK:ハイビーム側へ直結(ロー側が切れた際に通電する線?)

BL/Y:ヘッドライト主電源

BL/OR:ヘッドライト副電源?(バルブ切れチェック線?)

BK/Y:アース

ということの様子。

BLとBL/Yを繋げばRLDはバイパスできそう。

バルブ切れ警告灯も機能させる回路を検討しよう。バルブ側のアース線使うのが一番楽かな。

さて、やってみよう

 

※追記:検索するとKZ1300で全く同じことをされている方がおられますね