Steel Wheels

Point of no return

昔乗っていたバイクのこと

DT125

運転免許試験が自宅から近かったんですよね。16歳になった夏休みにそこへ通って小型限定を取りました。で、バイトして町内のバイク屋さんに下取りで入った物を買って自力で治して。

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ど素人整備+下手くそ初心者故、よく壊れましたね(笑)

でも楽しかった。ほんとに。ウイリーやったり川原コースで飛んだりカウンターごっこしたり。よくこけたなぁ。で壊れる。

 

DTを治してばかりの姿を見た親父が「ボロ買うんじゃなくて金貯めて『イイヤツ』を買え」と言ったのですがまたボロを買います。DTに乗り続けるつもりだったんですが、免許が中型限定になったんですよね

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RZ250

DTに引き続き近所のバイク屋に下取りで入って放置されていたもの。格安でした。この時期は新型が出ると2年おちくらいのモデルは二束三文でした。もちろんバイク屋のオヤジさんが近所の金ない小僧を大目に見てくれていたというのもあります。あと引き取ってもらったDTがボロだけど消耗品をキチンと交換して機能が十分だということもみてもらったのかもしれない。DTはその後数年そのバイク屋でオフロード志向の方の入門機として代々引き継がれたようです。

さてRZ。いじったのはTT100GPにしたくらいだったかなぁ。もうYPVS付きのRZ250RやΓ、MVXが街や山に溢れているころでしたが十分速くて楽しかった。

でもなんかもう恐ろしいバイクでした。主にガソリンの消費っぷりが。ピンとこない人も多いでしょうけど、その頃、第二次石油危機でガソリンの価格が跳ね上がります。自分の住む地方都市でもレギュラーリッター170円までいきました。

 

こりゃあかんわ、ガソリン代払えんわ。2スト250なんて大富豪の乗り物や。ということで好燃費車を求め排気量が1/5になります。

CB50JX-1

例によって近所のバイク屋に入った下取り車両です。自分と同年代には雑誌で同系車の改造記事が連載されていたことが記憶にある人もいると思います。それに影響されたのは事実ですね

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今知りましたが、DTと同じ年式だったんですね。当時で5年落ちくらい。笑っちゃうくらい遅かったですけど、今にして思うとRZに乗りつづけていたら死んでたかもしれない。バカでしたからね。

ファンヴィークルのステップを組んで、お決まりの純正パーツボアアップ+武川ハイカム+ショートマフラー+ビッグキャブ(車体よりパーツの方が高いw)で二種登録して乗ってました。

ノーマルで90出たのでいじると100行くだろうと思いましたが、自分の能力ではそこにはギリギリ届かないくらいでした。その後に得た知識によって総括するとマフラーが短すぎ+キャブの口径が大きすぎて吸気の流速が出ず負圧によるガスの吸い上げが十分にできてなかったのだと思います。ファンネルとマフラーを細く長いものにするという知恵も金もなかった。でもやっぱり楽しかった。最も効果のあった改造はミシュランM38でした

 

CBに乗り続けるのは兎も角として手元には置いておくつもりだったのですが、譲ってくれという方が現れます。授業中に机の下でポートを磨くなど自分で手を入れて愛着も湧いてましたので拒んだのですが、提示された金額によってあっさり堕ちます。「これは将来価値が出るから」と力説されていました。んー、ど素人がいじり倒して缶ぺ仕上げのタンクだったんですけどね…

 

以上、高校生の頃に所有したバイク3台。

友達が乗ってたのはRG50E、RZ50、パッソル、タクト、ボーカル、リード、RD125、RZ125、KE125、RG250E、GSX400E、CB400N……

バイクと友達の顔が結び付けられて浮かんでくるね。