Steel Wheels

Point of no return

ポン付けカスタム

自分はバイクを改造することを指して「カスタム」という言葉は使わないんですよね。

カスタムというのは語源としてユーザーに合わせたショップによるオーダーメイドと考えているので。

ここ5年くらいで最も時間をかけ手を入れたのはJの電装ハーネス作り替えですが、もしこれをショップに依頼したのなら「カスタム」としていいんだろうと思います。

 

さて、SL。

国内販売終了モデルですが、まだ「若い」こともあってボルトオンパーツが山のようにあります。

バックステップは6社から出ていて、JMCA認定マフラーも6社、一時期ST250やJP250にエントリーする方も少なくなかったからかレース向けのパーツもそこそこ選べます。

不特定多数に販売するボルトオンパーツを設計できる方は尊敬します。

車体の個体差、ユーザーの好みの最大公約数、組みやすさ、そして壊れないこと。それらを勘案しながら設計できる根気強さ…。自分にはないものですね。

 

ということで大物ボルトオンパーツというとバックステップなわけですが、信頼しているメーカーの品が納期半年以上でした。そのメーカーの品がポジション的に狙っている位置が出せるものだったのでほぼ即納の他メーカーの品を横目で見ながらポチッとな。

 

暫定として

BabyFace セットバックプレート

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と、カワサキ純正アルミステップ。

BabyFace セットバックプレートには純正のゴムブッシュに入れ替えアルミカラーを使ってステッププレートを固定するのでグニャグニャ動くステップから剛性感あるステップにできるということも利点でした。

ただ純正のステッププレート自体の剛性が高くないので、くるぶしグリップをギュッと閉めた時にじわーと中に入ってしまう感覚はありますね。

これはまあしゃあないか

純正アルミステップ。これは昔からの定番ですね。固定式に比べるとそりゃダイレクト感は劣りますが、ゴムの踏面のステップに比べたら…

 

気になった点

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ちょっと強引な角度のリンク。

これを平行にするにはエンジン側のギアチェンジアームをオフセットしたものに変更かZ字に曲がったリンクロッドにしなければならず、そうすると数千円を上代に乗せる必要がある…メーカーとしてもギリギリのところでしょうね。

まあ、こんな角度でもシフトタッチの著しい悪化はないので純生ボールエンドのキャパの大きさの優秀さが現れたとも思います。

理屈として正しくても商売としての妥協ですね。

自分としても、これは暫定と思っているので妥協します。

 

どうでもいいんだけど、タイカワサキの溶接の質の幅はめっちゃ広いですな。

名人級から中学の技術家庭科並まで1台のバイクに全部入りです