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Point of no return

金の管理と老いと認知

両親の介護生活にも目処がつきつつあります。

相変わらず自分の時間はとれないのですが。

色々と話し合って金の管理をこちらですることになりました。まずは日々の生活にかかる金の把握として口座から引き落とされる項目のチェック。

ここで「?????」

低額のクレジットカードの引き落としがわんさとあります。毎月数百円から年数万のもの。定額です。つまりカードの会費。

「クレジットカード使ってる?」

「全く使ってない」

「ほな、なんで作ったん?」

「銀行の営業の子に勧められたんよ。ポイントついてお得だからって」

「いや使わんとポイントもつかんし…」

各人複数の口座で合計18枚のクレジットカード。年に払っていた会費20数万…これを30数年

 

つうか、なんでアメックスを2枚づつ持っとるねん

 

うーん。

銀行のキャッシュカードと一体になってる会費無料のものと汎用性の高そうなものを除いて解約の手続きをしました。

報道されているかんぽの件の縮小版みたいなもんですよねぇ…

両親はまだ認知症と診断されるようなことはないです。

若干忘れやすくなってるとは思いますが、まあ、平均的な健康(足が悪かったり病院通いが欠かせませんが)な高齢者です。

仕事をしていた頃は綱渡りのような資金繰りでも金を残しているなど、いわゆる「できる経営者」と評価していいレベルです。

「孫全員に美味いもん食わせてやれる額やで」と言ったら「おぉそうじゃのうぅ」とちょっとしょげてました。

 

それだけではなく、とっくに行かなくなってるジムの会費、ゴルフ場の管理費、家を改築するときに借りて以後は使ってない倉庫の家賃…

なんだかんだで年に70万くらいの金が消えていることがわかりました

経営者として現役だったころを知っているだけにこちらも少々ショックでしたが、老いというのはこういう面でも顕著に現れるのだと知りました

 

自分ももう若くはないので整理はじめないとね