Steel Wheels

Point of no return

昔乗っていたバイクのこと #3

社会人になり郊外から都心へ引っ越しました。そしてバイクを2台置いて置く場所がなくなってしまい、泣く泣くJは手放しました。不動産価格が跳ね上がってる時期で都内でバイクを2台置けるところを住処としようとするとバイクを維持する金が吹っ飛ぶようになってました。

GPz400Fのオドメーターが2周目半ばの頃、東京での生活にピリオドを打って地元へ帰ります。

激務によって身体をぶっ壊しました。

実家へ帰り東京にいるよりは身体の負担のない職について結婚して車を買い家を買い…バイクには乗りつづけていましたが距離は伸びなくなりました。そろそろ腰上みないと、とか足回りがちょい不安などと考えているとき、不注意から怪我をしてしばらくバイクの乗れない期間ができ、そして車検が切れてしまい…

何年くらいですかね、空白期間が生じました。まあ、私事が充実していたからそれと引き換えですね

 

そして少し落ち着いた頃、虫が騒ぎ出しました

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R1-Z

唐突に2ストに乗りたくなったんですよね。RZ250を手放したことが何処かに引っかかっていたというのもありました。弾けるような加速と良くできた足回りで楽しいバイクでした

 

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916

こういう乗り物に乗れるのも最後だろうと思い入手。94年式ド初期。フレームがその後のモデルとちょっと違います。周囲から「らしくない」と散々言われました。自分でもそう思います。これはとてつもない乗り物でした。フロントのセルフステアが強烈で、ねじ込むように曲がり、とにかく何やっても転ける気がしない。ツインスパーフレームを見慣れた目に鋼管フレームは華奢に見えるのか、剛性不足と言う人もいましたが、少なくともSPタイヤを履かせたくらいでは何も起きませんでした(あ、D207GPのアレはあった)。そして、いとも簡単にイベントレースのフロントローに並べるタイムが出ました(まあ、国際ライセンスの方に引っ張ってもらったタイムですが)

ブーツを履かずに乗ると右ふくらはぎが低温やけどするとか、夏は簡単に水芸を見せてくれるとか困ったところもありましたが走ることに関してはノーマルでなんの不満もなかったですね。硬いと言われるフォークも調整範囲でセッティングでました。あと、整備性の良さ。R1-Zがハーネスやワイアが整理されてないように感じたのと対照的に最小限+最短でレイアウトされ、脱着も「みたそのまま」でした

写真を写した時はサイドカウルとシートカウルがFRPの社外品に変わってます。転んだ時にノーマルは納期不明と言われたので。ちょうどドカが会社として経営不安定かつ国内の代理店からドカジャパンに引き継ぐタイミングでそういうことが頻繁に起きてました。そんなこんなでパーツが来なくて乗れない鬱憤を晴らすために買ったのが

 

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KLX250

シェラウドのデカールが変わってますが、規制前の最終ですね。前後17インチのスーパーモタード仕様にしたりオフ仕様にしたり。近場のミニコースのレースに出たり…楽しかったな。キャブにPJ36、マフラーは4〜5種類試してFMF、ビートのハイカム、292シリンダ、248シリンダハイコンプ、前後のバネを色々入れ替えたりフォークオイルのブレンドしたり。オフもオンも履けるタイヤは全部履いたと思う。やり尽くしたかなぁ。いや、まだ弄りたいな

 

そして、このブログで書いているJです。

R1-ZはKLXを買う時に下取りに入れました。916とKLXはナンバー切らずに保管中です。GPz400Fは残念ながらちょっとした伝言の行き違いで手元から離れてしまいました。しばらくイベントレースのネオクラシッククラスを走ったあとゼファー改造のドナーになったようですね…

 

Jが自分の理想の具現形になったら916かな。

その時に乗れる体力を維持しとかないと