SNSや仲間内でZやFX、ローソンレプリカが欲しいと持ちかけられます。CB1100やZ900RSを買った方が無難だよと答えていますが、どうしても欲しいと言う気持ちは分からないでもないです。
自分のJは紆余曲折あって手元に来たもので、支払った金額的には今の相場を大きく下回ります。入手法としては超がつくくらいイレギュラーなので勧められるものではありません（その分、手間はかかっています。自分の人件費を考えるとトントンになるのかもしれません。当然ですが、合法です）。ネットやバイク屋さんに並んでいるものを見て、その値で入手するかと言われると「うーん」と唸ってしまいます。
学生時代のバイト先にZ2に乗っている先輩がいました。時期的にプレミアがつき始めた頃です。その先輩が「50万出して買うもんじゃねえよ」と言っていた心境が少しわかります。その先輩、30年を経てまだ乗っていますが。
金額じゃないというのは当然です。しかし大きな壁であることは事実です。その壁を突き抜ける気持ちがあるか。そしてその気持ちを維持できるか。
古いバイクに乗ると言うのは「それ」だけのことだと思います
伝説の〇〇とかホモロゲ獲得のためのモデルだとか空冷最強とか… 文章を作る人は枕詞をつけたがりますが、一部を除きZもCBも刀も普通のバイクです。
ん？
普通じゃないですね。古い。信じられんところが壊れる。パーツがない。日に日に廃番になっていく純正パーツ。そして中古車サイトで確認するたびに上がっていく値段。
今の時期が普通のバイク乗りが入手して乗り回して楽しめるラストチャンスなのかもしれません。Zが200万、1000R300万、Jでも上物は150万。オートバイの値段として乗り出し価格でもうギリギリですよね。
いくつかのショップが延命させる手段を開発しそのためのパーツの商品化もしています。車種固有の盲腸のような不具箇所の対策のノウハウを十分以上に貯めているショップ（や個人の方）もいます。それなりの投資をすればおそらくあと20年は走れるのではないでしょうか
自分の気持ちと懐具合と相談して自由にしてください。止めたりはしません。
好きなバイクで走り回るのは気持ちいいですよ。その気持ち良さがバイクの値段ですよ。
知らんけど
