Steel Wheels

Point of no return

Dura-Aceのハブ

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FH9000でしたっけ。自分で組んでおきながら忘れてますね。

世の自転車パーツブランドがセラミックベアリングだったり「航空宇宙技術からのフィードバック」と称するカートリッジベアリング を使う 21世紀にカップアンドコーンのベアリング 。

無負荷で回すとたしかにセラミックベアリングを使うハブが「異様」とも思える抵抗のなさで回ります。

このハブや同じくカップアンドコーンのベアリング を使うカンパニョーロのハブはグリスや防水・防塵のために組まれたシールの抵抗を感じます。ねっとりとしたやつ。

「無負荷」では。

実際に自転車に装着して走らせるとどうか。

差は全く出ません。

それどころか、デュラやカンパのハブで組むと自分のレベルだと出力不足で「脚が足らない」状態になります。ホイールはもっと回るのに脚がついていかない。

 

今時のハブに比べると重いんですよね。100gくらい軽いハブも出回ってます。いわゆる飛び道具ですけど。

カートリッジベアリング全盛で数gの軽量化を争う世に、重くてカップアンドコーンのベアリングのハブを使う自転車界の二大パーツメーカー(今は三大かな)。

面白いですよね。

ある軽量ホイールブランドと契約していたチームに所属する超有力選手はそこのブランドのリムだけ使ってハブはDura-Aceで組んだスペシャルホイールを使っていたこともありました。

様々な理由があってでしょうが、なぜそうしたのかを想像するのも面白いです