Steel Wheels

Point of no return

20年ぶりの革ツナギ新調 RS Taichi GP-WRX R307 Racing Suit

ツナギがあちこちほつれ出して修復が追いつかないし樹脂パーツの加水分解が始まりました…

 

ということで

 

去年の秋にとあるブランドの品をオーダーしたのですが、全く音沙汰なしでいくらなんでも遅いだろと納期の確認の連絡を入れると「オーダー通ってませんよ。今からだと最速で8ヶ月です」ということで、ちょっと苦笑いしながらキャンセルしバイク用品店で在庫のあったこれを買いました。

RS Taichi GP-WRX R307 Racing Suit

買った後でグリーンカップ用の限定カラーだと知りました。てへ

メイドインインドネシア。そういや、SLもインドネシア製。お揃い。

サイズはLW52になりました。

20年前の同ブランドのツナギはMW50がジャストなのですがその間にサイズの見直しがあったのかMW50には身体が入りませんでした。LW52でジャスト…と言いたいのですが若干袖が短く感じます。んー、この間に人類の腕は短くなったのか? でもまあ、許容範囲。

また膝肘のパッドが分厚くなってるようで脱着にちょっと苦労します。

…原始人なので膝やふくらはぎが太いんですよね

(だからツルシ基準で部分ごとのサイズオーダーできる某ブランドの品を発注したのですが…)

しかし革ツナギ20年の進化はスゴいですね。腰と膝にしかなかったシャーリングは肩の稼働を助けるように肩甲骨部に施され、多方向への伸縮を要求される部位に使われるジャージ生地は大きく面積を増やされています。それらのおかげで脱着には若干苦労するフィット感ながら着てしまうと窮屈さは感じずライディングの動作の妨げになる突っ張りや弛みを感じません。

強いて言うならの不満点は袖と裾のファスナーがあと3〜5センチほど長ければ脱着の苦労が少なくなるかなと言う点。

まあ、それらも妥協できる程度ですが

 

値段の割にはいいものが買えたかと思います。

レンタカーのバンはスポーツ走行用トランポの夢を見るか

🔳いきなりの結論。

月1〜2回までならレンタカーでいいです。

月3が続くと流石に借りて返してがめんどくさくなってコスト面でも所有した場合との差がなくなってきます。

 

この1年レンタカーでバン、軽トラを借りて走行会、スポーツ走行に使ったのでその印象の記録として残そうと思います。

前提として積むのは250のスポーツバイクとサーキット走行の装備一式です。

 

🔳24時間借りた場合のコスト

軽トラ軽バン:9000円

小型バンクラス:12000円(タウンエース、NV200など)

普通バンクラス:16000円(ハイエース、キャラバンなど)

レンタカー会社のサイトにはもうすこし安価な値が提示されていますが、それプラス保険などを含むとだいたいこの程度になります。

自分の場合は移動時間2時間までなら軽4でいけると判断し岡山国際サーキットへ行く際は主に軽バン借りました。

2時間以上+高速を使う場合は小型バンクラスを使いましたが、この辺りを借りるとなると所有した方がいいのではないかという気持ちが湧いてきます。ハイエースは一度借りたのですが、実は先方の配車ミスでタウンエースで予約していた物が化けた物です。

もっと安いところもあるんですが、安いところは安いことに理由があってそれに納得できれば良いと思います。

 

🔳各クラス各車の使い勝手とダメな点と良い点

まずは軽バン軽トラ。近場の日帰りの装備なら十分です。問題になるところは運転手の人権でしょう。軽トラのいわゆるキャブオーバーが来ると若干まし(安全性とトレードオフ?)ですが、足元は狭く、ペダル、座席、ハンドルの整列が取れているのか怪しい車もあります。一人乗りに割り切ってるN-VANを除き2時間連続の運転なら耐えられるという現代の交通状況で販売できる車の最低条件をギリギリでクリアしているに過ぎないとしていいと思います。

軽トラの荷台については各社でほぼ違いは無しとして、バンの荷室はずいぶんと違います。N-VANはその荷室の作りからして別物としてエブリィとハイゼットでもかなり違います。

絶対的な広さはエブリィですが収納した後席と前席後部の間に微妙な隙間ができてしまい前席の間にフロントホイールを押し込んでまっすぐ積むということができません。もし自車として購入するなら二座登録して後席を取り外しコンパネをで工作してフラットな荷室にしますね。余談ですけど、タマダでお会いした方はエブリィ(のOEMスクラム)にGSX-R1000を積んでました。

続いてハイゼット。借りられたのは現行モデルではなく一代前のものです。先のエブリィの問題点はなくNinja250SLを真っ直ぐに積んでリアハッチまで数センチの余裕がありました(助手席の背もたれは倒さずほぼ垂直でスライドは最も前、人は乗せられないという状態)。おそらく250クラスのスポーツバイクならこの積み方でほぼイケるんじゃないかと思います。現行モデルはさらに荷室が広くなって(助手席を犠牲として)運転席周りの居住性が改善されたとのことですが、少なくとも先代モデルは古い車に厚化粧して見栄だけ良くした物に思えました。特にUIが悪いです。

軽バンの締めはN-VAN。この2年で軽バントランポの定番はコレ的な扱いになりました。確かに助手席収納という裏技的荷室の作り方で他を圧倒する大容量を持つのですが、いくつかの疑問点がありました。タイヤハウスの影響で荷室幅が狭い、樹脂製の荷室床面が貧弱に感じる、重いからか非常に非力に感じるなどです。どうせ運転席以外はペッラペラのシートなんだから運転席だけの単座であとは鉄板剥き出しなんてのを出してくれりゃ良いのにね。

軽バンを採点するなら、5点満点でエブリィとN-VANが3.0点、先代ハイゼットは1.5点です(個人の主観ですので悪しからず)

 

次は小型バン。

軽バンは後席を床下に収納するため荷室床面長さが1850mmほどになりますが、現行の小型バンは前席後方に折りたたむ形式で荷室床面長さは1600〜1750mm程度となり250のスポーツバイクを真っ直ぐに積むことはできません。したがって斜め積みor後席を外して真っ直ぐ積むということになります。ボンゴはうまく後席を畳んでリッターバイクも真っ直ぐ入ったんですけどね。

まずはタウンエース。これ、ダメな車の要素を全部入れたような車です。ハイゼットを引き伸ばした車ですが、そのダメな部分を引き継ぎ煮詰めてます。人が運転するということを考えてないですね。不自然なドライビングポジション、非力でノイジーなエンジン、狙ったところに決まらないハンドリング、効かないブレーキ。5点満点0.5点。企画し作った人、売った人、買った人ごめんなさい。素直な感想です。個体差もあるでしょうが。

対するNV200は真っ当に作った隠れ名車。運転してストレスを感じることはほぼなく乗用車然としている車です。強いていうと積載量が規定ギリくらいになるとフロントの接地感が少々希薄になることくらい。それでも破綻しないところに相当テストしてるのだろうと思いました。荷室が低いのも良かったです。5点満点3.5点。

 

そして普通バン。

ハイエース。5点満点4.8点。なんでコレが作れるのに…

 

過去所有したトランポはバモスとボンゴです。この2台が自分の中では基準ですね。916やKLX、KSRを積んでいました。実はエブリィとハイエースは職場にあり、乗り慣れているということが加点になっていると思います。あとボロクソに言いながらハイゼットとタウンエースを複数回借りています。バイクの保管場所から最も近いレンタカー店がトヨタレンタカーであるというということが他の要件に上回りました。対してエブリィ、NV200を借りられる店は24時間内という条件だと夕方の最終枠まで走るとギリギリになってしまい、それがストレスでした。急かされると碌なことないですもんね。

 

🔳ストレスを消せ

トランポはレンタカーで十分というのは100%の真実です。レンタカーでなにも不足はありません。今もその気持ちでいるのですが、「返しに行くのがめんどくさい」という理由で再び(三度?)トランポの自己所有を選びました。もしカーシェアのような形でトランポにできる車が24時間返却可能で借りられるなら… 都市圏ではできるようですが、自分の住むところではまだちょっと無理でしょうし費用面でも釣り合いが取れないでしょう。

ということで、車選びです。目的地が2時間圏内であることが大半、車の保管場所が少々タイトなどの条件で軽バンで妥協となってエブリィの中古を探してもらっている途中でNV200の二座モデルがでてきました。

以前、このクラスのバンはリースアップのものが文字通り捨てるほどあったのですが、今はリース期間終了と共に輸出業者へ流れるため国内の中古車オークションへ現れることも少なくなったとのこと。

そんな中でさまざまな条件が希望に沿うものが偶然見つかって、五秒で即決、押さえてもらいました。

遠方にある車両なので来月半ばの納車となりそうですが良い買い物ができたんじゃないかと我ながら満足してます。(んー、現車見てないのに満足して良いのか?w)

今年最後のバイク日和の週末に

いや、まだ走れる日はあるだろうし、もっと穏やかな日もあるかもしれないけど。

ウインターグローブなど一応の冬装備は持ってるんですが、防寒のあれこれを着込むとどうにも気持ちよく走れないですよね。

ということで土曜はJで走りに行きました。

出かけてすぐ携帯を忘れたことに気づいたのですが、めんどくさいのでそのままぶらぶらと。いつもの山坂道を流して海沿いの道で日差しを浴びて、途中よく行っていたラーメン屋さんによって…そういや、住まいから西の海岸線へはよく行くけど東へはいかないなと進路を東へ。

関西方面の富裕層へ向けたペンションが立ち並ぶ地域をかすめて、ヨットマリーナで一服。

実は今の時期がマリンスポーツの旬なんですよね。長期休暇でやってくる海水浴客が少なくまだ海も穏やか。競技のための練習をしていると思しきディンギーが数艇いました。風を捕まえるのがやたらと上手いのは大学生ペアかな?なんて思いながらぼーっ過ごし帰路へ。

我が家のタンカー。

ほんと携行缶への給油NGというのは困りものです。

帰宅して友人が出場しているレースの配信をみながら一日を終えました。

 

日曜は走りに行こうかと思ったのですが、

SLの燃調をちょっといじって

チェーンとスプロケを交換。2次減速を大きくしました。

あと電装をいじる準備をして時間切れ

三連休の過ごし方

三連休と言っても自分のために使えるのは1日半くらいなもの、というのが中年男の辛いところ。

初日は広島の山の中で延々とグルグルしてきました。

朝は20℃を切っていて肌寒さを感じるくらいでしたが準備して走り始めるころには日も出てきて絶好の走行日和。

1日で250周くらいして低速コーナー向けの足回りの煮詰めができました。たぶん。減衰抜いたり締めたりタイヤのエアを張ったり抜いたりイニシャル抜いたり戻したり。

このまま岡山国際サーキットの本コースに行くとどうなるかというと全くダメなんでしょうけどシケインとダブルヘアピンの2個目向けにはなってるんじゃないかな。

バイクは他にコースデビューというGSX-R125氏とスーパーモトレーサー氏、CRF450Rかな。と、その方の連れのスクーター。途中みんなで駄弁ったり転倒したGSX氏のバイクのシフトペダルを直したり。

午前中は4輪ジムカーナの大学生がいたので20分交代でコースをシェアしました。

フロントタイヤ

タマダ東で練習するくらいならまだまだいけそうですが、フロントは岡国の本コースだとそろそろ危ないかも。次はQ-Liteかな。たぶん自分のレベルだとα14と差が出ないどころか適正サイズになるので乗りやすくなるんじゃないかなんて思ってます

 

2日目は丸々家の諸々で。雨だったからどうせ乗れなかったしまあええか。

 

3日目

なんでこんな意地悪な位置についてるんだというアイドルアジャストスクリューの調整。ナットの対面7ミリだし。1600〜1700rpmのアイドリングを2000弱くらいに上げました。完全にコース向けですね。

向こうの島は小豆島。

いつもの山

その山を下界から見える所まで走って

オイル交換

マフラー外したので中間バッフルの点検。グラフウールがここまで煤けると機能してないんじゃないかな

めっちゃ苦労してエンドバッフルも抜いて

ミディアムバッフルからスモールバッフルへ。標準のグラスウールを外してステンレスウールを巻いてから耐熱性に秀でると称するグラスウールを巻きました。これで車検も万全と思ったら中間バッフル外して組んだからかあまり変わらなかった… 中間バッフルのグラスウール巻き直して再挑戦ですな

オイルはWAKO'S ToughTouring 20W-40 とMPS。

ここまでやって時間切れ。

ちょっと走り足らないけどまあまあの連休でした

あっなったっを、ヒーローに…

ホームセンタの工具売り場、好きなんですよね。

ちょっと意地悪な見方をすると、そのホームセンタの経営方針が見えてきたりして。

メーカー品の隣に自社のプライベートブランドの品を並べているホームセンタがありますよね。一眼見てダメだとわかる激安劣悪PB品とメーカー品のホームセンタ向けラインの品。2〜3回使うだけだしボロでもいいかと思ってPB品を買うと一回使っただけで刃先が合わなくなったりしてね。

もちろん使えるPB品を並べているホームセンタもありますが、大手ホームセンタさんは機能が同等に見えるブランド品の横にPB品を並べて消費者に手を伸ばさせるレイアウトにしています。

馬鹿みたいに利益は出るし、大半の消費者はそれで満足するのだからいいのでしょう。

 

商売やってる身からすると外道ですけどね

 

で、本題。ホームセンタで入手できる工具のブランドはいくつかありますが、ポンコツPB品の当て馬になってることが多いメーカーの品。

SK11のオートポンチ、エンジニアの電工ペンチ、ベッセルの充電式電動ドライバ。

SK11、昔はボロ工具のメーカーでした。すぐ壊れる板ラチェット、口が開くスパナ…使ってた素材が悪かったのでしょうか。とにかく安いけど壊れる工具を売ってるメーカーという印象でした。それがいつの間にか丈夫で精度ある工具を売るように。流石にTONEやKTC並みとは言いませんが、しっかりとトルクのかけられる工具を売っています。

ネジザウルスで天下を取った(?)エンジニア。バイス式のネジザウルスを試しに買ったらなんではよ買わんかったんだと後悔しました。ラジオペンチもちょっと感動もんの精度でした。

どこかで貰った電動ドライバがダメになったので買ってきたベッセル。若い頃に某有名舶来ブランドのドライバーとベッセルの区別がつかず「変わらないんじゃないの?」と言ったら「そりゃそうだよ、ベッセルのOEMだもん」と返されたことがありました。

 

PB品を買わせようと、値段が倍以上のこれらの使えるメーカー製の品を当て馬にするのは外道と書きましたが、並べているだけ良心的かもしれないですね。

 

いや、まずは安いPB品を買わせて壊れたら「ちゃんとしてるの買えば壊れないよ」というメッセージか…

 

…まあ、ヒーローになりたかったら道具への投資はケチっちゃダメということで