Steel Wheels

Point of no return

強化エンジンマウントカラー

J系、Z系の改造で有名なブロガーさんプロデュースの逸品です。

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ノーマルのカラーはフレームの設計を極力同系車と共用するためシャフトドライブ車に使われるダンパーを収めるスペースにパイプ状のカラーを組み込まれているが、組み立て時の作業性の良さを狙ったのか、カラーのボルトの通し穴の口が大きく広がっていて、ほぼ線と言って良いほどの幅でしかフレーム側とエンジン側に接触しない。

それに対し、これはバッチリと面で接触します。

そして左右のカラーを一体とすることによってケースのサポートとしても機能することを期待しているのでしょうか。

恐ろしく丁寧な作りでボルトが通る穴の精度、細部の寸法、どれをとっても完全にプロの仕事です。

ちょいきつめな寸法でしたがケース側座面を均すとすんなりと装着できました。

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リアを浮かし

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ジャッキでエンジンを支えて…

ボルトを抜いて…

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前側のブッシュは新品なんだけど、ボルトは…気づくと思うんだけどなぁ

とまあ、なんだかんだでチェンジロッドを外さずエンジンの位置が出ななくて悩むなどというポカミスしたりサービスマニュアルの関係ないページが気になって熟読しそうになったりと、合計3時間ほど戯れつつ作業終了。

相変わらずこの時期のカワサキの整備性というか組み立ての作業性の良さには助けられる。

軽く試乗して問題ないことを確認。

フル加速時の「あの」エンジンの位置が動くときの感覚が「コクンッ」から「ジワッ」になった…のかな。後ろ側のマウントがメーカーの設計通りに回転しフロント側のブッシュが仕事をしている ということかな